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アベノミクス効果でボジョレー値上がりでも販売増となるか 株式会社フィスコ 2013年11月15日
フランス産ワインの新酒「ボジョレー・ヌーボー」が今年も解禁の時期を迎えた。「ボジョレー・ヌーボー」とは仏ブルゴーニュ地方でその年に採れたブドウによる初物のワインのことだ。毎年11月の第3木曜日午前0時に解禁されるため、今年は21日が解禁日。日本の輸入量は圧倒的に世界第1位となっており、解禁日には各地で解禁イベントが開かれ、新しい「ボジョレー」を開け乾杯しているニュースが流れるため、日本でもお馴染みの年中行事になってきている。
今年は、異常気象によりフランスは6月まで低温が続き、ヒョウや雷雨の被害にも遭い、「ボジョレー」が生産されるブルゴーニュ地方の生産者も打撃を受けた。また、その影響でブドウの収穫も遅れたが、果実の風味が豊かで滑らかな味わいが期待できるという。
「ボジョレー」全体の輸入量は前年比5%減の合計51万740箱(1箱=750ミリリットルのボトル12本)となる見通し。円安ユーロ高の進行で輸送コストが増えたこともあり、昨年に比べ値段が上がるものの、アベノミクスによる景況感の改善で業者は昨年並みの販売を見込んでいる。
アベノミクスで値段が上がるが、アベノミクスで購買意欲が高まる。アベノミクスに対する期待される効果が「ボジョレー」の解禁で見られるかもしれない。 <YU>
- 株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。