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人口大国から一転して労働力不足に、中国は「ルイスの転換点」を迎え 株式会社フィスコ 2013年11月5日
関連ワード : 中国
米経済学者ポール・クルーグマンは最新リポートで、中国の人口構造が大きく変化しており、同国がすでにルイスの転換点(過剰だった労働力が不足に転じるターニングポイント)を迎えたとの見方を示した。
また、地元の調査によると、農村部の余剰労働人口は現在ほぼゼロになっていることも明らかにになった。少子化の進行に加え、都市部に流入する若年層の増加が背景。中でも経済発展が進んでいる沿海地区の労働力不足が特に目立っているという。若年労働者を獲得するため、賃上げ合戦が余儀なくされ、多くの企業経営者はコスト圧力を感じていると回答した。
なお、農民工の給与はここ数年で年20%近く上昇しており、アルバイトでも月4000元(約6万5000円)以上を稼げると報告されている。専門家は、労働力不足を解決しなければ、安定成長の維持が困難になると指摘した。 <ZN>
- 株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。
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