バーナンキ第14代FRB議長の憂鬱 株式会社フィスコ 2013年11月1日
10月の連邦公開市場委員会(FOMC)は、これまで通り、テーパリング(量的緩和縮小)の開始条件に、経済情勢の好転を挙げた。
バーナンキFRB議長が9月の連邦公開市場委員会(FOMC)でテーパリング(量的緩和縮小)を見送った理由は、経済情勢が低迷していたこと、そして、議会での財政協議の難航が懸念されたことにあった。
2014年1月末に退任するバーナンキ第14代FRB議長にとって、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)が実質的な最後のFOMCとなるが、雇用情勢が低迷し、財政協議の難航が懸念される中、テーパリング(量的緩和縮小)は、イエレン第15代FRB議長に委ねることになるのだろうか。
バーナンキFRB議長がリーマン・ショック後に開始した量的緩和であり、出口戦略に向けた決断は、議長自身で行うべき、との見方もある。 <MY>
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