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【選挙】「政治への関心」4割弱 – 滋賀県の高校3年生「選挙」アンケート  ネット選挙ドットコム 2013年3月29日

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滋賀県は、2013年3月12日、高校3年生を対象とした「選挙」に関するアンケートを実施し、その結果を公表しています。

調査は、2012年7月2日から9月14日の期間に、同県内の高等学校および特別支援学校高等部に在校するすべての3年生(13,259人)を対象に行われ、回収数は、12,114 件となりました。回収率は、91.36%です。

調査結果によると、「あなたは、今の日本の政治にどのくらい関心がありますか?」の問いには、「非常に関心がある(7.2%)」、「まあ関心がある(31.5%)」との回答結果となり、合わせると38.7%となります。逆に、「あまり関心がない(37.2%)」、「まったく関心がない(17.0%)」といった無関心な割合は、54.2%と半数を超える結果となりました。

「あなたは、これまで特にどういうときに選挙を意識しましたか?」と質問したところ、「テレビで選挙報道や選挙に関するニュースを見たとき(46.4%)」との回答がトップとなり、次いで「候補者の選挙ポスターを見たとき(33.0%)」、「選挙カーを見たとき(26.2%)」の順となっています。

「今もし選挙権があれば、投票に行こうと思いますか?」と質問したところ、「必ず行こうと思う(22.8%)」、「できれば行こうと思う(38.9%)」との回答結果となり、全体の6割を超えました。一方で、「あまり行こうと思わない(19.9%)」、「まったく行こうと思わない(9.2%)」との回答結果になっています。

「行こうと思う」と回答した人に、その理由を尋ねたところ、「国民として投票するべきだと思うから(45.7%)」が最も多く、次いで、「国民の権利であるから(32.7%)」、「投票することで政治がよくなると思うから(13.1%)」などの回答が上位を占めました。

「政治や政治家を信じていない」21%

逆に、「行こうと思わない」と回答した人に、その理由を聞いたところ、「投票しても政治がよくなると思っていないから(34.8%)」が最も多く、次いで「政治に関心や興味を持っていないから(27.6%)」、「政治や政治家を信じていないから(21.0%)」などの回答が続いています。

「高校生が政治や選挙に関心を持つためには、何をすればよいと思いますか?」の問いには、「政治や選挙に関する新聞記事を使って授業をする(32.4%)」が最も多く、次いで「開会中の議会を見学する(29.3%)」、「首長(知事、市町村長)や議員に学校へ来てもらって体験談を聞く(19.5%)」と続いています。

今回の調査では、「選挙への投票が政治や行政に影響を及ぼすか?」といった質問もなされており、国・都道府県・市町村いずれのレベルにおいても、「何らかの影響を及ぼす」との回答が、7割から8割を占めています。選挙へ行くこと、投票することの必要性は感じているようですが、若い世代の多くに共通する、現状への「虚無感」も見受けられます。「いま、政治が取り組むべき課題」の上位に挙げられた「経済の発展」や「治安・秩序の維持」、「福祉の向上」などにみられる“生活”面での環境整備が、政治や税金などに目をむけるきっかけになるのではないでしょうか。

▼外部リンク

滋賀県 プレスリリース
http://www.pref.shiga.lg.jp/senkyo/

提供:ネット選挙ドットコム

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