[神奈川・鎌倉市]【働く女性の注目記事】公的証書も古都ならではの粋なネーミング「通行手形」 (2015/12/30 森山まなみ)
この記事は広報かまくら2015年12月1日号『年末年始に交通規制 「通行手形」を配布』」を紹介し、コメントしたものです。
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都心から近い古都・鎌倉は、日本を代表する観光地。有名な名所がたくさんあって一年中いつでも混んでいますが、年末年始は初詣客で特に混雑します。主に、駅前から参道がつながる鶴岡八幡宮への混雑が激しく、鎌倉駅周辺は大晦日から三が日まで交通規制が実施されるほど。
でも、当然ながら車両通行止め区域に住む地元住民や事業者は除外されます。その除外対象者に配布されるのが「通行証」ならぬ「通行手形」なのです。関所越えでもあるまいし「通行手形」だなんて、時代劇がかっていて、なんだか楽しくありませんか?
このなんとも古めかしいネーミングに「さすが古都。粋だな~」と、鎌倉の広報紙に掲載された記事を見て思ったのでした。
ちなみに、「通行手形」とは、江戸時代に使われた証明書で、旅する人が許可を得て旅行していることを証明するために所持していたそうです。今で言うところのパスポートみたいなものですね。
我が家から鎌倉の中心地まで5kmはあるので、もちろん車両通行止め区域ではありませんが、「通行手形」が欲しくなりました。でも、これだけ離れていても自宅周辺の道路は休日ともなると渋滞するんですよ。おかげで週末や連休などは車で出掛ける気になれません。
道路の渋滞もすごいですが、鎌倉周辺の駐車場も満車だらけですし、駐車場代も高いです。できるなら車よりも、電車やバスでぜひ。公共の交通機関の方が、早くて安くてオススメですよ。