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3児のママでありながら、社会の課題に向き合いアクションを起こす。子どもを取り巻く大人の幸せが、未来の子どもたちに希望を与えると信じ、日々邁進中 (2017/7/13 LiBzWorkStyle

松浦 美里さん 40代 代表取締役社長
有限会社ブルーミング

2006年に有限会社ブルーミングを設立し、代表取締役に。プライベートでは3児の母である松浦さん。新卒3か月で独立を決意し、33歳で起業します。そんな松浦さんの事業に込めた想いに迫りました。

松浦美里さん 有限会社ブルーミング代表取締役社長

「どうにかなる」と33歳で起業を決意 起業が仕事と育児を両立する秘訣

新卒でセールスプロモーションの会社に入社した松浦さん。大きな夢を持ちながら入社したものの、目標もなく仕事に向き合っている、“なんとなく”仕事をこなしているような雰囲気に愕然としたと言います。そこで、松浦さんは入社3ヵ月で独立を決断。その後は、起業のための貯蓄をモチベーションに仕事をしていたそうです。

1社目で3年半働いた後、女性誌を扱っている広告代理店に転職しますが、人間関係のトラブルで退職。その後、就職活動時から志望していた出版社に入社します。毎日仕事に没頭し、やっと仕事が楽しくなってきた矢先、突然会社が倒産。ドラマのような、俄には現実を受け入れられない状態だったと当時を振り返って語ってくれました。

当時33歳だった松浦さんは、この時に起業を決意。しかし、起業当初は事業内容も決まってなかったため、前職からお付き合いのあるクライアントさんからお仕事をいただいて、引き続きブライダルのお仕事で生計を立てていたそうです。起業に対する不安は特になく、「どうにかなるさ」という気持ちでいたと話しています。

起業から2年後、第一子を出産し、その後、8年間に渡り妊娠・出産を繰り返した松浦さん。起業を不安に思わなかったのは、子どもができたことで、自分と向き合う時間も余裕もなく、仕事も育児も必死だったからかもとのこと。寧ろ、仕事と育児を両立できたのは、起業をしていたからだそうです。

子育てを機に、“子どもの育つ環境”に フォーカスして新しい事業を展開

松浦さんは現在、子どもが豊かに育つために、イキイキした元気な大人を増やすことを目的とした事業を2つ行っています。

1つ目の事業は、親が働きながら子どもを見られるような、学童保育とワークシェアスペースのプロデュース。世間は変わっているのに、日本の教育は何十年前と変わっていないことに違和感を覚え、今の日本の義務教育では、子どもたちの個性や可能性が潰れてしまう。そこで、放課後に注目して、もっと子どもが自由にのびのびと過ごすことができる環境を作ろうと思ったのが事業を起こすきっかけだったと語ってくれました。

2つ目の事業は、「個性學×コーチング」です。これは、自己承認と他者理解を促し、互いを尊重し合える思考やコミュニケーションを体得できるもので、「みんな違ってみんないい」の社会実現のための事業として立ち上げたそうです。個性學は、価値観や考え方の違いを歴然と示し、コミュニケーションに活用するための方法で、団体や企業の方々にも研修等を通じて活用されているとのこと。

子どもが将来に希望を抱けるために、イキイキ生活する大人を増やす

松浦さんは40歳になり、これからの時間を社会の課題解決に貢献できる時間にしようと決めていると語っています。“子どもの育つ環境”にフォーカスして事業を始めたのもその一環だそうです。

近年、“安定”をキーワードに将来の夢を選択している子が増えていることに危機感を感じていると言います。多くの可能性があるのに、将来に希望を持たず狭い視野でいる子が増えている原因は、大人にあると思い、まずは大人を変えるために「個性學×コーチング」を行っていると語っています。

大人がイキイキと生活していれば、子どもは何もしなくても自然と未来に希望を抱くと思っているので、社会課題に向き合って仕事に邁進していると今後の目標を話してもらいました。

提供:LiBzWorkStyle

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