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【龍馬プロジェクトリレーコラム/若手政治家が考える「まちの課題を解決するために」】

第46回 クラウドファンディングで観光案内板を新設 (2014/9/19 松尾崇/龍馬プロジェクト首長会会員)

「地方から日本を変える」を合言葉に、日本全国の国会議員や地方議員などが超党派で集まった『龍馬プロジェクト』。政治山では、龍馬プロジェクトの思いに賛同した若手議員によるリレーコラムを連載しています。「まちの課題を解決するために」の第10回は、神奈川県鎌倉市長で龍馬プロジェクト首長会会員の松尾崇氏による「クラウドファンディングで観光案内板を新設」をお届けします。

◇        ◇        ◇

 鎌倉市は、多くの歴史ある神社仏閣があり、緑地、海、川など自然環境に恵まれ、また江ノ電や湘南モノレールといったユニークな交通手段があるのも魅力の1つです。昭和40年前後には、大規模な住宅開発が行われました。都内に電車にて1時間程度で行けるということから、ベッドタウンとして発展してきた側面も持っています。

 また、年間の延べ入り込み観光客数が約2000万人といういわば観光地ですが、人口約17万人の住民に対して、(延べ人数ではありますが)その100倍の観光客が訪れることから、慢性的な交通渋滞や、江ノ電乗車のための長い待ち時間、観光ごみ問題等々の課題を抱えています。

「かまくら想い」プロジェクト

「かまくら想い」プロジェクト

 そのような状況もあり、限られた観光予算の中、観光案内所は小さいものが1つしかない、トイレが不足している、案内が不十分など、特にハード面の脆弱さが目立っております。そこで、予算の確保という点に着目し、何も市民の税金だけではなくて、観光客の皆さんからも協力をいただいたら、という発想の下、観光施設整備事業「かまくら想い」プロジェクトを開始することとしました。

 本プロジェクトは、観光施設整備に対する寄附を、ジャスト・ギビング・ジャパン(一般財団法人 ジャスト・ギビング・ジャパン)を通じて募ったもので、地方自治体が主体となって、クラウドファンディングという手法により資金を募るのは、あまり例がないそうです。

 今回募った寄附の目的は、観光にいらっしゃる方々により分かりやすく、より楽しく市内を観光していただけるようにと、10カ所に観光ルート案内板を新設することでした。ルート板を設置するには1基につき約10万円の費用が必要で、本プロジェクトでは1口1万円として寄附を募り、寄附をいただいた方のお名前を、新設するルート板に刻む、という仕組みとしました。

 募集開始後、わずか3週間で、目標金額の100万円を達成しました。寄付いただいた方々からは、『この取り組みを応援しております!』『鎌倉ファンとして応援させてください』『自分が鎌倉を愛した証を残したい』『外国人観光客の助けになれば』などなど、鎌倉市内外を問わず、鎌倉を愛する、多くの温かい応援のメッセージをいただきました。

 改めて、鎌倉が全国の方々から愛されているということを感じました。これからも、素晴らしいまち、誇れるまちにするべく、全力で取り組んで参ります。ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

観光ルート案内板

観光ルート案内板

松尾崇氏著者プロフィール
松尾 崇(まつお たかし) 龍馬プロジェクト首長会会員/神奈川県鎌倉市長
1973年9月6日鎌倉市生まれ(41歳)。西鎌倉幼稚園・西鎌倉小、鎌倉学園、日本大学、日本通運株式会社勤務を経て、議員秘書として政治を学ぶ。その後、鎌倉市議、神奈川県議を通算8年間勤め現職(鎌倉市長・2期目)。
家族は妻と娘3人(1歳と3歳と7歳)。座右の銘:温故知新 趣味:ジョギング・山登り・スノーボード
HP:鎌倉市長 松尾たかし 公式Webサイト
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