国内初のマイナンバーカードとブロックチェーンを使ったネット投票システムをつくば市に提供  |  政治・選挙プラットフォーム【政治山】

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国内初のマイナンバーカードとブロックチェーンを使ったネット投票システムをつくば市に提供

2018.07.31

つくば市の「平成30年度つくば Society 5.0 社会実装トライアル支援事業」を選出するコンテスト最終審査に導入

 株式会社VOTE FOR(東京都港区、代表取締役社長 市ノ澤充、以下「VOTE FOR」)は、一般社団法人ICTまちづくり共通プラットフォーム推進機構(群馬県前橋市、代表理事 五味典雄、以下「TOPIC」)、株式会社パイプドビッツ(東京都港区、代表取締役社長CEO 林哲也、以下「パイプドビッツ」)と協力し、国内初となるマイナンバーカードとブロックチェーン技術を用いたネット投票システムを提供いたします。

 当システムは、2018年8月につくば市(五十嵐立青 市長)が開催する「平成30年度つくば Society 5.0 社会実装トライアル支援事業」を選出するコンテストの最終審査において使用されますので、併せてお知らせいたします。

概要

 つくば市では、「超スマート社会」の実現に向けた取り組みである「Society 5.0」について、IoTやAI、ビッグデータ解析等を活用したトライアル(実証実験)を全国から公募し、優れたトライアルを支援するとともに、つくば市のフィールドを活用して具現化することを目指す取り組みを実施しています。

 平成29年度は、全国から応募のあった中から5件の政策提案が採択され、つくば市役所などの市内施設の実証フィールドの提供や市民モニターあっせんなどの支援を行いました。平成30年度も5件の政策提案を採択する予定で、その審査には国内初の試みとなるマイナンバーカードとブロックチェーンを使用したネット投票システムを導入いたします。

 公職選挙にインターネット投票を導入する際に検討すべき諸課題について実証を行うことを目的に、本件の企画、仕様設計、要件定義、進行管理等、投票全般におけるプランニングをVOTE FORが務め、TOPICからマイナンバーカード認証基盤の提供を受け、パイプドビッツはブロックチェーン技術を用いたネット投票システムの開発を行います。

国内初のマイナンバーカードとブロックチェーンを使ったネット投票システム

投票の流れ

  1. 投票所に設置されたカードリーダーにマイナンバーカードをセット
  2. 認証画面に進み、電子証明書の署名用パスワードを入力して本人確認を行う
  3. 投票画面に進み、事業提案を選択して投票(一人一票、1回のみ投票)

本システムで実証すること

1.投票の正当性…マイナンバーカードよる本人認証
マイナンバーカードの情報を読み取ることで投票権を有することを証明し、電子証明書の署名用パスワードを入力することで投票者本人による投票であることを確認します。
2.秘密投票と非改ざん性…ブロックチェーン技術によるデータ処理
投票者情報と投票内容を別々のサーバで管理するとともに、投票内容をブロックチェーン技術によって処理することで、投票の秘密を担保しつつ、投票データの改ざんや消失を防止します。本システムでは、システム管理者であっても投票者情報と投票内容を紐づけて知ることはできません。

五十嵐立青つくば市長のコメント

五十嵐立青つくば市長 このたび株式会社VOTE FOR様、一般社団法人ICTまちづくり共通プラットフォーム推進機構様、株式会社パイプドビッツ様のご協力をいただき、日本初となるマイナンバーカードとブロックチェーンを活用したネット投票審査を行うことになりました。

 日本最大のテクノロジーの集積がある都市として、つくばを見れば世界中の課題の解決策のヒントが得られる「世界のあしたが見えるまち」の実現を目指し、今後も新しいチャレンジを行っていきます。

コンテスト開催概要

 一次審査を通過した事業提案の中から、支援事業を選出するコンテストが行われます。ネット投票の結果は審査員による審査の際に参照されます。

名称
平成30年度つくばSociety 5.0社会実装トライアル支援事業
投票期間
[期日前投票]
 2018年8月20日(月)から8月24日(金)9:00~17:00
 ※23日(木)のみ20:00まで受付
[最終審査会場投票]
 2018年8月28日(火)10:00~16:00
投票会場
[期日前投票]つくば市役所
[最終審査会場]つくばカピオホール
有権者資格
マイナンバーカードを所持している方
参加費
無料
主催
つくば市

Society5.0とは

 サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)。

 狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く、新たな社会を指すもので、第5期科学技術基本計画において我が国が目指すべき未来社会の姿として初めて提唱されました。

URL:http://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/index.html

株式会社VOTE FOR 概要

2011年3月に開設した政治・選挙情報サイト「政治山(R)」の運営及びソリューションを提供。誰もが主体的に政治に参加できる社会を目指し、インターネット投票の実現を推進するとともに、ブロックチェーンなどの新技術を活かした投票システムの構築や運営支援を通じて、ネット投票の普及拡大に努めています。
URL:https://seijiyama.jp/company/

一般社団法人ICTまちづくり共通プラットフォーム推進機構 概要

一般社団法人ICTまちづくり共通プラットフォーム推進機構(略称:TOPIC)は、地域の様々な課題に対してのマイナンバーカードを用いたまちづくりの推進と、これら地域のあり方についての研究・提言・事業推進を目的とし活動しています。2016年2月には、民間事業者における公的個人認証サービスの署名検証者として、全国初となる総務大臣認定を受けました。現在は、マイナンバーカードの多目的利用を目指し、電子的な「母子健康情報サービス」や「マイタク」をはじめ、地域に根差した対象サービスの開発・運営を行っています。
URL:http://topic.or.jp/

株式会社パイプドビッツ 概要

情報資産プラットフォーム「スパイラル(R)」をはじめ、情報資産プラットフォームを活用したソリューションを提供しています。「情報資産の銀行」というビジョンを掲げ、顧客情報や製品情報、会計情報など、現代社会で最も重要な資産のひとつである「情報資産」を、インターネットを通じてお客様から安心・安全な環境でお預かりし、有効活用していただくサービスを展開しています。
URL:https://www.pi-pe.co.jp/

本件に関するお問い合わせ先

株式会社VOTE FOR

TEL:03-5549-1740

MAIL:info@votefor.co.jp

報道関係者様お問い合わせ先

パイプドHD株式会社 https://www.pipedohd.com/

広報部:久保、宮古

TEL:03-6744-8039 FAX:03-3585-0620

E-mail : pr@pipedohd.com

※「政治山」は株式会社VOTE FORの登録商標です。

※内容は発表日現在のものです。予告なしに変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。