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「ネット選挙解禁で戦略はどう変わる?」~第1回政治山セミナー開催~(2013/01/25 政治山)

たくさんの方々にご来場いただきました たくさんの方々にご来場いただきました

 政治山は25日、国会議員や地方議員など、政治家を対象にした第1回政治山セミナー「『ネット選挙解禁』でどう変わるのか?」を、東京・港区の株式会社パイプドビッツ東京本社で開催しました。地方議員や国会議員秘書など33名にご参加いただき、ネット選挙をテーマに講演やパネルディスカッションを行いました。

 今回のセミナーは、ネット選挙解禁を見越して企画されたもの。前半はネットリサーチの活用法や対応法の講演、後半は事例から見る選挙必勝術についてのパネルディスカッションが行われ、「インターネットの活用方法」、さらに話題の「ネット選挙解禁」などについて、最新の動向や対処方法が紹介されました。

パネリストから示された「具体策」

 前半に行われた講演では、政治家向け政策・選挙戦略立案が専門の有限責任事業組合『政策支援』代表組合員・細川甚孝氏が「ネットリサーチの活用例」について事例とともにレクチャー。その中で細川氏はリサーチが必要な理由として、無党派層の増加などを挙げ、「無党派層の政策ニーズの把握が必要」と語りました。

ご登壇いただいたパネリスト。(左から)高畑卓氏、細川甚孝氏、渡部秀成氏 ご登壇いただいたパネリスト。(左から)高畑卓氏、細川甚孝氏、渡部秀成氏

 続いて、政治家に特化したウェブ制作・マーケティングの株式会社ジェイコス代表取締役・高畑卓氏が登壇。「リサーチから広がるウェブマーケティング」をテーマに講演しました。高畑氏は公示・告示日以降の情報更新について、「有効なツールを見極め、活用していくのがカギ。(ブログなどを)見に来た人々をがっかりさせないことが重要」と解説しました。

 後半は、調査分析会社のLLCつくばリスクマネジメント代表社員・渡部秀成氏の特別講演でスタート。ご自身の専門分野であるテキストマイニング(=文章を単語やフレーズで分割し分析すること)の視点から、「メディア報道を生かした選挙活動」をテーマにお話しいただきました。その中で渡部氏は「マスメディアの情報を味方につけるのがポイント。『情報“受信力”』が特に大切」と力説しました。

 そして、高畑氏と細川氏、渡部氏を交えての質疑応答を実施。効果的な動画コンテンツの使い方や、ネット選挙が解禁された場合の票に結びつくサイト更新方法など、具体的な策が示されました。来場者だけでなくパネリスト同士も質問し合うなど、大いに盛り上がり、ご参加いただいた方々も真剣な様子で聞き入っていました。

 最後に細川氏が「データを分析して、有権者に『何を』届けるか。このことを考えるべき」と提言。参加いただいた方々への“宿題”とし、締めくくりました。

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 政治山では今後、このようなイベントを随時開催します。次回以降の詳細は、ホームページやツイッター、Facebookなどでご紹介していきます。どうぞご期待ください。

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