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神奈川県内の当選1回議員が議員連盟を発足(2012/04/27 政治山)

新人議員会議、発足会の様子新人議員会議、発足会の様子

神奈川県内の当選1回の地方議員が議員連盟「かながわ新人地方議員会議」を発足し27日、横浜市内で第1回の会合を実施した。当日は、元三重県知事で早大大学院教授の北川正恭氏や横浜市職員による講演が行われた。

第1回総会は、横浜市議会の大会議室で行われ、議員を中心に約70名が集まった。冒頭、発起人の1人である横浜市議・草間剛氏は、議員として経験の浅い当選1期目の議員同士で、超党派かつ県内で横断的に政策を議論する場を作りたかったと発足の意図を語った。草間氏は「こういったつながりは全国的にもない」としている。

同連盟の参加者は神奈川県内の議員のうち13議会75議員で、県内の当選1回議員の約3割が参加したという。今後2年間で、講師を招いた研修会などを定期的に開催していく予定だ。

第一回講師の北川正恭氏第一回講師の北川正恭氏

講師として招かれた北川氏は、「新人議員の皆さんへ 地方分権時代における議会の役割」というテーマで講演を行った。県議会議員、衆議院議員だった自身の政治体験をもとに、1990年代から始まった政治改革、そして地方分権改革が進んでいった流れを説明。今後さらに地方議員の役割が大きくなっていくことを強調し、「国に地方を変えられるより、地方から国を変える。地方議会から地方を、地方から国を変えていくことで、分権自治が進んでいく」と述べ、会に参加した議員の今後の活動に期待を述べた。

このほか、横浜市職員から「国家プロジェクト『環境未来都市』の選定と横浜スマートシティプロジェクト」と題した講演が行われ、環境面や高齢化対応の成功事例として横浜市の取り組みを紹介した。

次回、第2回の総会は、5月10日を予定している。


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