北区議会(東京都)
高齢者虐待防止対策の強化を求める意見書
各自治体の地方議会・本会議等で決議された議案、意見書、決議、請願、陳情を掲載しています。
議員や会派ごとの議案に対する態度を公表している議会は、賛否も掲載しています。
議会名 | 北区議会(東京都) |
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定例会名 | 平成24年第1回定例会 |
番号 | 議員提出議案第5号 |
件名 | 高齢者虐待防止対策の強化を求める意見書 |
議案種別 | 意見書 |
提出者 | 議員 |
所管部署 | |
提出日・受理日 |
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付託委員会 (付託日) |
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委員会審査結果 (審査日) |
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議決結果 | |
議決日 | 2012年3月26日 |
内容 | |
高齢者虐待防止対策の強化を求める意見書 平成十八年に高齢者虐待防止法が施行されたが、世界に類のないスピードで高齢化が進む我が国では、家庭や施設内での高齢者虐待が深刻化している。 昨年度の虐待件数は一万六千件を超え、相談・通報件数も前年より増え、二万五千件を突破するなど、調査開始以来、四年連続で過去最多を記録した。 相談・通報が増加している理由は、虐待防止の意識が社会に浸透しつつある表れでもあるが、これまで高齢者への虐待は表面化しづらく、家庭や施設内の問題として見過ごされてきており、まだまだ児童虐待防止に比較すると潜在的なケースが多く、法整備などの対策が遅れているのが現状である。 この高齢者虐待の背景には、限界を超える介護へのストレスや複雑な家庭内の財産問題や日常的な暴言による人間関係なども含まれ、介護する家族を含めた制度的、精神的ケアが不可欠であり、特に虐待する側もされる側も虐待の事実を隠す傾向が強いことや虐待を自覚していないケースも多く、発覚した時には手遅れで、介護疲れによる殺人や心中という結果になっていることは深刻な問題である。 よって、本区議会は政府に対し、高齢者虐待防止対策の強化を図るために左記事項を要望する。 記 一、高齢者虐待防止及び虐待を受けた高齢者の保護、または財産などへの被害防止及び救済を図るため、成年後見制度の周知をより一層講ずるとともに、この制度が広く利用されるよう努めること。 一、介護者への負担を軽減するための支援策の一層の拡充に資すること。 一、介護施設や病院など高齢福祉事業に携わる全ての職員に、高齢者虐待防止法の改正により、虐待の早期発見、未然防止のため区市町村に届け出ることを義務化すること。 右、地方自治法第九十九条の規定に基づき、意見書を提出する。 平成二十四年三月二十六日 東京都北区議会議長 小 池 たくみ 内閣総理大臣 野 田 佳 彦 殿 厚生労働大臣 小宮山 洋 子 殿 |
議員の議案に対する態度
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