北区議会(東京都)
「こころの健康を守り推進する基本法(仮称)」の制定を求める意見書
各自治体の地方議会・本会議等で決議された議案、意見書、決議、請願、陳情を掲載しています。
議員や会派ごとの議案に対する態度を公表している議会は、賛否も掲載しています。
議会名 | 北区議会(東京都) |
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定例会名 | 平成24年第1回定例会 |
番号 | 議員提出議案第2号 |
件名 | 「こころの健康を守り推進する基本法(仮称)」の制定を求める意見書 |
議案種別 | 意見書 |
提出者 | 議員 |
所管部署 | |
提出日・受理日 |
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付託委員会 (付託日) |
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委員会審査結果 (審査日) |
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議決結果 | |
議決日 | 2012年3月26日 |
内容 | |
「こころの健康を守り推進する基本法(仮称)」の制定を求める意見書 今、国民のこころの健康問題が深刻な事態となっている。厚生労働省の「患者調査」によると二〇〇八年の精神科受診者は三百二十三万人で、これは国民の四十人に一人である。この人数は糖尿病二百三十七万人、がん百五十二万人など主要疾患を上回る患者数である。 また、自殺は十四年連続三万人を超えている。自殺の多くの背景には精神疾患があり、それ以外にも引きこもり、虐待、依存症などの社会問題の背景にも精神疾患があることが指摘されている。 このような中で厚生労働省は二〇一一年七月に今までの四疾病(がん・脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病)に、新たに精神疾患を加えて「五疾病」とし、精神疾患を医療政策の重点疾患へと位置付けを転換した。 しかし、精神科病院の収入や職員の配置基準は一般病院に比べ低い水準にあり、精神保健医療体制は確立されていない。 そこで当事者や家族、サービス提供者、研究者等が中心となり発足させた「こころの健康政策構想会議」は「こころの健康を守り推進する基本法(仮称)」の制定を実現し、日本の精神保健医療のあり方を総合的に改革することを求めている。 よって、本区議会は国会及び政府に対し、精神保健医療が「五疾病」・重点疾患にふさわしい精神保健医療体制、時代の変化に的確に対応できる体制を確立するため、「こころの健康を守り推進する基本法(仮称)」の制定を求めるものである。 右、地方自治法第九十九条の規定に基づき、意見書を提出する。 平成二十四年三月二十六日 東京都北区議会議長 小 池 たくみ 衆議院議長 横 路 孝 弘 殿 参議院議長 平 田 健 二 殿 内閣総理大臣 野 田 佳 彦 殿 法務大臣 小 川 敏 夫 殿 厚生労働大臣 小宮山 洋 子 殿 |
議員の議案に対する態度
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