押してみないとわからない―遠藤ちひろ市議のベビーカー初体験@多摩センター(前編)  |  政治・選挙プラットフォーム【政治山】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
トップ    >   記事    >   押してみないとわからない―遠藤ちひろ市議のベビーカー初体験@多摩センター(前編)

押してみないとわからない―遠藤ちひろ市議のベビーカー初体験@多摩センター(前編) (2018/8/10 多摩市議会議員 遠藤ちひろ)

関連ワード : 多摩市 子育て 東京 遠藤ちひろ 

 保育園における紙おむつ持ち帰り問題を取り上げ、全国的に炎上したことをきっかけに「子どもを持つ親の目線」がわかっていないことを痛感。

 実行できることから体験してみたいという趣旨に賛同いただいたママたちと、ベビーカーを押しながら多摩センター駅周辺を歩いてみて問題を感じてみようということになった。

 実施したのは2018年春。ちょっと前の体験談ですが、さっそくレポートを開始します。

 多摩センター駅前でベビーカー体験するのかと思いきや、ママの一言「電車移動の大変さも経験して!」。ということで、お隣の京王永山駅で待ち合わせ。ママ2人と2歳児2人、わたしの5人でスタートします。

京王永山駅で待ち合わせ

 ホームに上がってきました。もちろんエレベーターを使います。シニアのエレベーター利用者が何名かいたので、1回待ちました。まだ余裕。

 ベビーカーは意外に軽くて扱いやすかったけれど、なんと最近の新品ベビーカーは4~5万円もするものもあるんだって! お値段もピンきりらしい。

 まずは電車に乗り込みます。

 ホームと電車の間が開いているのを気にしたのは、数年前に酔っ払って片足を落としかけた飯田橋駅以来か。プラットホームがカーブしていると怖いですよね。

 私にとってのワースト駅「大江戸線六本木駅」や「東西線大手町駅」といった散々歩かされる駅だと、街に出るまでに10分近くこんな苦労を続けなければならないので「子連れではゼッタイ行きたくない街」になりますね。

電車移動の大変さも経験

 土曜の昼過ぎなのに、車内は結構混んでいました。普段はベビーカーを温かく見ているつもりが、自分が押して乗り込んでみると周囲の乗客になんだか気を使います。ラッシュアワーにベビーカーなんて考えたくもない。

 降りるときは後ろ向きに自分から、という原則を教わり恐る恐る電車から降りてみます。5分で京王多摩センター駅到着。

 多摩センターではもう1人のママとちびっ子2人が加わります。ご協力いただいたママたちの厚意で、12キロの2歳児が乗ったベビーカーに加えて、8キロほどの乳児を抱っこ紐で胸に抱くことに。いやー、いい経験になるな…ってスパルタか!

12キロの2歳児が乗ったベビーカーに加えて、8キロほどの乳児を抱っこ

 カメラを向けられるとイクメンスマイル!モザイクでわかりませんが、ちびっ子はママに手を差し出して泣き叫んでいます。

 さあ、多摩センターを縦横無尽に歩き回ります。パルテノン大通りを基点に、多摩中央公園→ レンガ坂→ イトーヨーカドーで買い物というコースです。

 ベビーカーの3歳児がおとなしいので助かる。彼が泣いたり、カートから出ようとじたばたしたら大変なことになっていたでしょう。あとでお菓子を買ってあげるからねー。

多摩センターを縦横無尽に歩き回ります

 中央公園までは、多摩ニュータウンの誇る幅(長さではなく横幅!)40メートルのペデストリアン・デッキ「パルテノン大通り」を歩きます。緩やかなのぼり勾配ではありますが、なんせ広い!2兆円という国費を投入して作られた多摩センターだけに、都市基盤はかなり整っています。

 この日の午後はたくさんの子ども連れがいました。ベビーカーを押しているご夫婦を見ると勝手に仲間意識を感じて挨拶しそうになることも。

(後編=中央公園へ移動、そして買い物へ)

遠藤ちひろ 多摩市議会議員

著者プロフィール多摩市議会議員 遠藤ちひろ(えんどう ちひろ) 1976年茨城県生まれ。早稲田大学在学中に人材開発ベンチャーを起業。同社代表取締役を務めたのち、2010年に多摩市長選挙に出馬。惜敗するも翌年多摩市議会議員選挙に歴代レコードでトップ当選する。現在2期目。著書に「市議会議員に転職しました。ビジネスマンが地方政治を変える(共著、小学館)」ほか、大学などで講演多数。
公式ホームページ

関連記事
【オムツと保育園1】汚れた紙オムツを持ち帰るなんて、冗談でしょ!?
【オムツと保育園2】布から紙へ、時代のあだ花
【オムツと保育園3】日本初の試み、豊島区で4月から
【オムツと保育園4】持ち帰りに合理的理由はあるか、多摩市議会の予算委員会で質問へ
改修費用はひとり5万円!「第二のパルテノン多摩」は全国に―遠藤ちひろ多摩市議
関連ワード : 多摩市 子育て 東京 遠藤ちひろ