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白浜町長辞職ニュースのまとめ


和歌山県白浜町の水本雄三町長が辞職しました。ごみ処理場を巡り恫喝があったとして、地元住民や町職員を提訴するという前代未聞の訴えを起こした水本氏。美しい砂浜を持つ白浜町で何があったのか、ニュースなどリンクをまとめました。(2012/3/23 政治山)

くすぶる火種

発端は、白浜町保呂地区のごみ焼却場使用期限についての立谷誠一・前町長の発言でした。
同地区に住む住民との対立が続き、2010年2月1日に立谷氏は辞任、有権者に信を問うとして同年3月7日の出直し町長選に出馬します。再選したものの、現職だった立谷氏が当選したことで任期は継続され、15日後の同月22日に今度は任期満了の町長選が行われることに。
この選挙で、出直し町長選の際には敗れた元教員の水本雄三氏が、193票差で初当選しました。

孤立する町長

町長が変わっても、ごみ焼却場問題は解消しませんでした。
それどころか地元住民への対応を巡って、町長と町職員、町議会に生じた不協和音は、思わぬ事態を引き起こします。
名誉棄損、精神的苦痛を受けたとして、現職町長が町職員、町議長、ごみ処理場のある区長など6人を提訴するのです。

  • これまで強い調子で保呂区に対して、3500万円の現金による補助を求められてきたが、23日にいたっては特にその要請が強くなった。これ以上協議を続けることは町にとって良くないと考えた。また、回答を求められている文書の内容は、保呂区と直接関係のない内容が殆どで、回答ができないし、何度詫びても了解が得られない状況であり、また、23日を含めこれまでの協議では、町長・副町長に対する恫喝的な内容も含まれていた。

    出典元:保呂区への対応(概略)訂正 水本ゆうぞう オフィシャルサイト(2011年11月7日)

町長のドロップアウト

その後、水本町長は病気を理由に休職。3月22日には、辞任する意向を周囲に伝えたと報じられましたが、翌23日には辞職の撤回、はたまた撤回の撤回で辞職へと迷走しました。

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