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政治山ニュースまとめ

衆議院サイバー攻撃問題


今年の8月に衆議院のサーバーが不正な攻撃を受け、議員や秘書のIDやパスワードを盗める状態にあったことがわかりました。その他、省庁や在外公館などにもサイバー攻撃が行われており、国を挙げての対策が求められています。経緯や政党などの反応、対策についてよくわかるニュースをまとめました。 (2011/11/04 政治山)

経緯

衆議院議員のパソコンから感染

8月に衆議院事務局に「パソコンがコンピューターウイルスに感染している」と連絡があり、この時点で3人の衆議院議員のパソコンの感染が判明しています。その後、衆議院のネットワークに接続している議員と秘書、職員の計2,700人ほどのパスワードが盗まれた可能性があるとのことです。 日がたつにつれ、メールの内容や、参議院議員のPCにも送られていた事実などが明るみになってきています。

サイバー攻撃の攻撃先

衆議院だけでなく、省庁なども

衆議院に限らず、省庁や在外公館、企業なども攻撃の標的にされています。

  • 日本の国会や省庁、海外公館への一連のサイバー攻撃で、当局者は機密データは流出していないとしているが、一方で日本のコンピューターのセキュリティーは十分なのかという疑念の声が上がっている。


    出典元:日本政府にサイバー攻撃 - WSJ日本版

政府、政党の反応

政府は、10月3日に官房長官の記者発表として、サイバー攻撃に対する対応を話合う「情報セキュリティ政策会議」を7日に開催し、その後談話を掲載しています。
民主党は今回のサイバー攻撃の報道を受け、サイバーテロ対策文部を設置しました。
自民党は「国会の根幹にかかわる」として徹底的な調査を求めています。

さらに詳しく

標的型サイバー攻撃

今回のような特定の組織を標的に機密情報を盗み出すサイバー攻撃を、「標的型サイバー攻撃」と言います。過去にもこういった攻撃は行われており、情報共有を目的として、独立行政法人が相談窓口を設置しています。

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