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「もっと海に興味を」ポスターコンテストに2148作品が応募 (2016/10/25 日本財団)

「うみぽすグランプリ2016」
一般、子どもの部の14作品表彰

「地元の海をスター★にしよう。」をテーマに、海を題材としたポスターコンテスト「BLUE ACTION うみぽすグランプリ2016」の表彰式が10月16日、東京・赤坂の日本財団ビルで開かれました。郷土の海を町おこしにつなげていくことを目的に一般社団法人・海洋連盟の主催、日本財団と株式会社・舵社の共催で行われ、全国から2,148作品の応募がありました。審査の結果、一般の部、子どもの部のグランプリ、準グランプリが選ばれたほか、審査員特別賞など計14作品が選出され、受賞者に賞状、賞金などが贈られました。このイベントは日本財団などが取り組む「海と日本プロジェクト」の一環。

表彰式後、審査員と受賞者がそろって記念撮影

表彰式後、審査員と受賞者がそろって記念撮影

表彰式は日本財団ビル1階のバウルームで行われ、審査員でプレゼンターの安倍昭恵・首相夫人、タレントの石原良純さんらが出席しました。最初に主催者の妹尾博之・海洋連盟代表理事があいさつし、「昨年からこのイベントを始めましたが、今年は昨年の倍の作品が集まりました。来年はさらに増やし、海が好きな人の輪を広げていきたい」と述べました。海洋連盟は今夏、全国60カ所の海岸で「ポスター作りワークショップ」を開き、参加者にスマホを使ってのポスター作りなどを指導してきました。

あいさつする妹尾海洋連盟代表理事(右端)

あいさつする妹尾海洋連盟代表理事(右端)

自分の作品の前に立つ村上公章さん

自分の作品の前に立つ村上公章さん

続いて表彰に移り、山口県長門市の市役所職員、村上公章さん(43)の作品に一般の部グランプリが贈られました。地元出身の安倍昭恵さんから賞状と賞金30万円を受け取った村上さんは「地元のPRにつながればと思って応募しました。青海島は海上が自然美術館、海中はダイビングスポットなので『上は美術館、下は水族館』というキャッチフレーズをつけました」と語りました。安倍夫人は「12月にはロシアのプーチン大統領が訪日し、首脳会談のため山口県に来るので、ぜひ見ていただきたい」と話していました。

作品の前で賞状を掲げる山中寧々さん

作品の前で賞状を掲げる山中寧々さん

子どもの部グランプリに輝いたのは、福岡県古賀市の小学3年、山中寧々さん(9)。夏休みに佐賀県唐津の母の実家に遊びに来て、その時初めて見たムツゴロウに感激して描いたという。キャッチフレーズは「ムツゴロウ かわいいよ!見にきてね!!」。賞状と図書券3万円分を受け取った寧々さんは「ムツゴロウは手に載せるとぴょんぴょん跳ねて、目は丸くてとてもかわいかった。このムツゴロウを皆に見て欲しいと思って描きました」と、うれしそうに話していました。

続いて、審査員特別賞の表彰に移り、安倍昭恵賞に宮城県気仙沼市出身の伊藤由美子さん、石原良純賞に岩手県大槌町の藤原綾乃さんがそれぞれ受賞しました。伊藤さんは「写真好きの父を被写体にして撮りました。父が一番撮りたがっているのは、お盆休みに帰ってくる孫たちです。東日本大震災の復興はまだまだなので、皆さんの更なるご支援をお願いします」と話していました。

また、藤原さんは「両親の生まれた海を背景に、妹をモデルにして飛び上がったところを撮影しました。何枚も撮りましたが、飛び上がった写真が一番エネルギッシュだったので、この写真にしました」と語りました。

講評する安倍昭恵夫人と石原良純さん

講評する安倍昭恵夫人と石原良純さん

この後、審査員がそれぞれ講評を行いました。安倍夫人は「海を題材にしたポスターで多くの人が海を知ることになると思います。来年はもっと多くの方に応募していただきたい」と、呼びかけていました。石原さんは「2年続けて審査をしましたが、海の表情は数限りないなと思いました。日本は海洋国家で、海の厳しさに囲まれて生きている。海にもっと興味を持っていただければありがたい」と話していました。

式の後、レセプションが開かれ、入賞者や審査員はバウルームに飾られた作品を鑑賞しながら感想を述べ合っていました。今回入賞した101作品は、まとめて作品集として出版されます。

作品をバックに審査員、入賞者らが一緒に乾杯

作品をバックに審査員、入賞者らが一緒に乾杯

一般の部・子どもの部グランプリ受賞者以外の受賞者は以下の通りです(敬称略)。

一般の部
準グランプリ:川村忠寛(秋田県)、江崎拓哉(東京都)

子どもの部
準グランプリ:松田優里(熊本県)

審査員特別賞
安倍昭恵賞:伊藤由美子(東京都)
佐藤可士和賞:前城 凜(沖縄県)
石原良純賞:藤原綾乃(岩手県)
矢ケ崎紀子賞:小林未央、櫻井椰樹(東京都)
中村征夫賞:宮本真佐美(東京都)
田久保雅巳賞:浅田克哉(三重県)

アプリの部
グランプリ:古田雄大(岐阜県)
準グランプリ:梅田 順(東京都)
ユーザー投票賞:西川優也(大阪府)

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