熊本を食べよう。ジブリ出身の監督らが熊本のアニメCMを作ったよ （2016/5/19 ジモトのココロ）
以前に宮崎県小林市の思わず騙されたPR動画や、佐賀県佐賀市の見えない世界遺産動画など、クオリティの高い、おもしろ地方PR動画を紹介してきました。今回ご紹介したいのは、熊本県JA熊本経済連が熊本の特産物をアピールするために制作した「にこやか食堂」というCM。熊本といえば、先日の地震で大きな被害を受けました。その影響で熊本の農業にも影響がでて、一時は検討も見合わせようですが「熊本のおいしいもので、みんなをにこやかに」という想いで公開されたんだそうです。
みんなが元気になるアニメCMから見る熊本の魅力
「にこやか食堂開店！」。元気で明るい女の子の声とともにスタートするこの動画。舞台は熊本県産の食材「にく」「こめ」「やさい」「かじつ」を使った料理を提供する「にこやか食堂」です。「くまもとのおいしいもので、みんなをにこやかに」という想いがこめられているそう。
動画）
動画を見るとわかるのですが、ちょっとミュージカル風なメロディーが耳に残ります。
自然に囲まれたのどかな環境、食材を生かした美味しそうな料理、和気あいあいとした笑顔の人たち。このふるさと感が溢れる動画、なんだか懐かしい気持ちになりませんか？
このCMを作ったのが、有冨 興二氏。有冨氏はスタジオジブリ出身で、これまでにアニメ「宇宙兄弟」や「テラフォーマーズ」「アルスラーン戦記」などの演出を手掛けているそうです。
スイカとトマトは生産量１位だった
熊本といえば、「馬刺し」や「熊本ラーメン」のイメージが強いですが、この動画にでてくる農畜産物もまた熊本の名産です。
例えば、動画に登場する「スイカ」。
熊本は日本一のスイカの生産量を誇り、全国シェアの約5分の1なんだそうです。
動画にはスイカだけではなく、見るからにおいしそうな「メロン」も登場しましたよね。実は熊本は日本でも有数のメロンの生産地なんだそうです。「熊本メロン」は糖度が高く、芳香いっぱい。贈答用にもポピュラーなんだとか。
また、熊本育成品種「ひのしずく」や「さがほのか」といったイチゴも有名なんだそうですよ。甘さと日持ちが自慢の主力品種だそうです。
最近ではけっこう知られてきたと思いますが、熊本はトマトの生産量が全国１位。 南国の太陽をたくさん浴びた熊本のトマトは、独特の香りがあって、深みのある味が自慢なんだそうです。
米は新潟だけじゃない。「コシヒカリ」や「ユメヒカリ」も収穫できる
お米の生産地といえば、新潟や北海道が思い浮かびますが、熊本県の米の生産量は全国15位なんです。阿蘇山、市房山などの九州山脈を源とする清流と肥沃な土を生かし、県内の自然環境を細かく分析して、その土地の気候風土にあった品種を栽培しているようです。9月下旬には「コシヒカリ」、11月には「ユメヒカリ」などの有名ブランドの収穫もできるんだそうですよ。
ほかにもまだまだたくさんの特産物がある熊本。このアニメCMで、熊本の新しい魅力が垣間みれたような気がしませんか？
動画「にこやか食堂」公式ホームページ
http://www.jakk.or.jp/nikoyaka/
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