【中国】「パーティ動画」でウイルス拡散、預金引き出し被害多発  |  政治・選挙プラットフォーム【政治山】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
トップ    >   記事    >   フィスコ    >   【中国】「パーティ動画」でウイルス拡散、預金引き出し被害多発

【中国】「パーティ動画」でウイルス拡散、預金引き出し被害多発  株式会社フィスコ 2016年11月27日

関連ワード : セキュリティ 中国 

メールで送信されてきた「パーティ動画」などに仕組まれていた木馬型ウイルスによって、銀行預金が不正に引き出されるという被害が中国で増えている。動画サイトにアクセスすると、ウイルスに感染する仕組みという。政府系メディアが23日付けで伝えた。

被害が多発しているのは、浙江省金華市など。木馬型ウイルスに感染すると、銀行の口座番号など個人情報が知られてしまう。ある被害者は過去に参加した「同窓会パーティ」の動画が送られてきたため、すぐにアクセス。その後、わずか数時間のうちに銀行預金2200人民元(約3万6200円)が引き出されたという。

警察の調べによると、金華市で同様のメールを受取った人は10万人以上に達する。うち数万人がウイルス感染の被害に遭った。メールは受け取った人のスマートフォンに登録されている別のアドレスにも転送される仕組みで、これがウイルス感染被害の拡大につながっている。

【亜州IR】
<WA>

関連記事
情報処理安全確保支援士制度とサイバーテロ
なりすましメール防止の「安心マーク」を地方自治体に導入
緊急事態!増え続けるウイルスメールの見分け方
再び流行の兆し 悪質なランサムウェア(身代金ウイルス)にご注意!
東日本大震災でもあった標的型メール―震災に便乗した「なりすまし」に注意を
株式会社フィスコ
株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。
関連ワード : セキュリティ 中国