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【龍馬プロジェクトリレーコラム/若手政治家が考える「日本の政治のここが問題だ!」】

第21回 一地方議員として大切なこと (2013/8/16 溝口幸治/龍馬プロジェクト副会長)

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「地方から日本を変える」を合言葉に、日本全国の国会議員や地方議員などが超党派で集まった『龍馬プロジェクト』。政治山では、龍馬プロジェクトの思いに賛同した若手議員によるリレーコラムを連載しています。「若手政治家が考える『日本の政治のここが問題だ!』」の6回目は、熊本県議会議員で龍馬プロジェクト副会長の溝口幸治氏に、今の「政治」への提言をしていただきました。

◇        ◇        ◇

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熊本県議会議員 溝口幸治氏

 私は、28歳の時に市議会議員に挑戦し、多くの仲間のお陰で、人吉市政では史上最多得票で当選させていただきました。なぜ、当選できたか? それは、若さと私を応援する方々の熱意、お祭りに似た盛り上がりだったと思います。

 私は高校卒業後に、人吉商工会議所に入所しました。その中で、商工業者、とりわけ小規模事業者の経営改善を図る活動や、商店街をはじめ異業種交流会や青年部などの各団体のサポート活動を通じて、経営していくこと、事業を継承していくことの難しさや、地域活性化のために奉仕することの大切さなど、多くのことを学ぶ機会をいただきました。

 そこで感じたのは、「批判や誰かのせいにしても先には進まない!」「自分たちの街は自分たちでつくっていく覚悟が大切」ということでした。

 そのような流れの中から、仲間と共に市議会議員や県議会議員、市長を若手から出そうと盛り上がり、最終的に私が挑戦することになり、選挙戦を勝ち抜くことができました。

 つまり、私に初めから高い志があったり、市議会議員になる明確な目標があったわけではなく、流れの中で決断し行動したまでです。

 私は市議会議員を1期務めたあと、県議会議員に挑戦し、現在3期目です。振り返ってみると、当初から今のような国家観を持っていたわけでもなく、政策立案能力の重要性を認識していたわけでもありません。議員を経験する中で、いろいろな方々に出会い、学び、刺激を得て現在の自分があります。その時々の苦しいことや、やりがいのある経験も、今の自分の大きな財産です。

 私は今、地方議員であることに誇りを持っています。また、もっともっと地方議員を極めたいと思っています。地方議員だからこそできること、それは地域に根ざした活動です。自分の住んでいるところ、自分の選挙区の隅々まで分かるのは地方議員です。

小泉進次郎氏を囲む、筆者と仲間たち

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地方にいるからこそ分かること! 
地方だからこそ言えること!

 そんな地方にこだわった活動を、自民党青年局の同志や超党派で組織する龍馬プロジェクトの仲間たちと展開していきたいと思います。だからこそ、そんな同志や仲間たちとは、しっかりとした国家観を切磋琢磨(せっさたくま)しながら磨き上げ、地域に根ざした活動を通して政策立案能力を高め合い、いろいろなことを通じて連携し、地元に限らず多くの国会議員に積極的に提案・提言を行っていく力をつけることが大切です。

 熊本県人吉市、熊本県と宮崎県、鹿児島県の県境に住む一地方議員として、そんなことを考えながら活動しています。

著者プロフィール
溝口 幸治(みぞぐち こうじ):1970年8月12日生まれ。1989年3月、熊本県立人吉高等学校卒業後、同年4月人吉商工会議所入所。1999年4月、人吉市議会議員に出馬し当選。2003年4月、熊本県議会議員に出馬し当選。現在3期目。経済常任委員会委員長、厚生常任委員会委員長、文教治安委員会委員長等を歴任。現在は、道州制問題等調査特別委員会委員長。また、自民党では青年局中央常任委員会委員長、熊本県連青年局長の役職を務めている。龍馬プロジェクト副会長。
WEBサイト:みぞぐち幸治オフィシャルサイト
Facebook:溝口 幸治
Twitter:mizo1970
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