第4回1人の生徒が気付かせてくれた夢と志  |  政治・選挙プラットフォーム【政治山】

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【龍馬プロジェクトリレーコラム/私はこうして政治家になった】

第4回 1人の生徒が気付かせてくれた夢と志 (2013/4/12 竹内太司朗/龍馬プロジェクト 国民啓発副委員長)

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「地方から日本を変える」を合言葉に、日本全国の国会議員や地方議員などが超党派で集まった『龍馬プロジェクト』。政治山では本日から、龍馬プロジェクトの思いに賛同した若手議員によるリレーコラムをスタートすることにしました。彼らが政治家を志した理由や、彼らが考える日本の政治の問題点など、「熱い思い」をお届けします。第4回は大阪府守口市議会議員で同プロジェクトの国民啓発副委員長を務める竹内太司朗氏に、政治家を志したきっかけと、将来の日本を担う子どもたちへの思いを綴っていただきました。

◇        ◇        ◇

龍馬プロジェクト 国民啓発副委員長 竹内太司朗

龍馬プロジェクト 国民啓発副委員長
竹内太司朗

 「将来、この日本はどうなるのか」――。

 そのような危機感を抱いたのは、東京で塾講師をしていたときのことです。私はアメリカに留学し、身に付けた英語を生かしたいとの思いで、大学受験の指導をしておりました。授業をするだけでなく、自ら面談も行い、進路指導もするという塾でした。人生の大きな分かれ道の1つでもある大学受験です。ただ偏差値が高いだけの理由で大学を生徒に選ばせる方法は、私の指導方法としてよい方法だと思うことはできず、生徒の夢や志を積極的に聞くことを心がけていました。夢や志があれば、本気でやる子が育ち、勉強も一生懸命頑張り、その結果、大学受験に合格すると考えていたからです。また、生徒には直接は言いませんでしたが、たとえ大学受験に失敗したとしても、その努力は決して無駄にはならないと信じておりました。

 あるとき、1人の生徒に出会いました。私はこの生徒に出会わなければ、何も気づかず過ごしていたのかもしれません。面談をしたときのことでした。その生徒は平然と「夢も志もない。いい大学を卒業して、いい会社に就職したいだけ」と答え、同席していた保護者の方もそれに違和感も持たず、子どもに接していたのです。そのときは、「ここは塾だから、そういう『学業最優先』のような答えは当然だろう。日本が平和で便利だからこそ、やりたいことが見つかりにくいのかもしれない」と思っていました。しかし、その出来事以来、いつも意識するようになった私は、面談で同じことを答える生徒や保護者が毎年増えてきたことに気づきました。

 教室の子どもたちを見渡すと、彼らの目の輝きが失われていました。「何かに夢中になり、本気でやり遂げたことがない」「夢なんて叶わない」「自分だけがよければそれでいい」。そのような考え方が当たり前のようになっていました。子どもたちは何の罪もなく成長し、何も知らないまま、大学受験だけを目標として、その先の将来をほとんど考えていないのが現状でした。もちろん、すべての子どもたちが志を持たずに生きているとは思いませんが、多くの子どもたちが将来を何も考えず成長し、日本を担う存在になったとき、この日本はどうなるのか、ということを考えさせられました。

 どのようにすれば、この子どもたちの目の輝きを取り戻せるのか。私にできることは何なのか、ということを考えました。塾を辞めて学校の教師になれば、この現状を変えることができるのではないかとも考えました。しかし教育というものは、学校と家庭、地域、そして政治が密接につながっています。このことを知った私は、その根本を担う政治家を志すことを決意しました。子どもたちを取り巻く環境を整えることこそ大事だと考えたのです。

 私が政治家になるという決断を、後押ししてくれた生徒がいました。それは私との面談で夢や志がないと答え、私に危機感を抱かせた、あの生徒です。彼は受験前大きな決断をしました。「先生のような先生になりたい。だから教育学部に行く」と私に言ってきたのです。私は涙が出そうなくらい、うれしかったことを覚えています。彼は大学に見事合格しました。私にもできることがあると確信した日となりました。

 私は今、将来の日本を担う子どもたちが夢や志を持ち、成長することができるような教育を目指しております。日本の歴史教育、道徳教育、家庭教育などもう一度考え直さなければいけない時代に来ていると感じます。課題は山積みですが、私は一地方議員として先頭に立ち、子どもたちに対する教育を向上させる覚悟です。

著者プロフィール
竹内太司朗(たけうちたいしろう):1983年2月28日、大阪府守口市生まれ。日本大学国際関係学部卒業、英語教員免許取得。学生時代に世界各国を訪れ、「世界の中の日本」を意識する。帰国後は塾の英語講師として勤務、約1年半後に校長となる。高校生への進学指導をする中で日本の将来に危機感を持ち、政治家を志す。2011年4月、統一地方選挙にて教育の大切さを訴え、守口市議会議員選挙に当選。趣味は小学生のころから始めたサッカーと、中学生のころ、X Japanに憧れて始めたバンド活動。
facebook:taishiro.takeuchi/ twitter:@taishiro.takeuchi
龍馬プロジェクト リレーコラム
第3回 子どもや地域を支えることこそ、私の使命(今井幸代)
第2回 教育問題の見直しこそ「明るい日本」への第1歩(細川正博)
第1回 海外で経験した「日本の素晴らしさ」と「仲間の大切さ」(神谷宗幣)
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