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【LM推進地議連連載/リレーコラム47~地方議員は今~】

第35回 国分寺の町が少しでもよくなるように鋭意努力しています (2013/5/8 東京都国分寺市議会議員 及川妙子/LM推進地議連会員)

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ローカル・マニフェスト推進地方議員連盟 連載・コラム政治山では、政策立案を行う「政策型議員」を目指す地方議員らで構成される「ローカル・マニフェスト推進地方議員連盟」(略称:LM推進地議連)と連携し、連載・コラムを掲載します。地域主権、地方分権時代をリードし、真の地方自治を確立し実践するために設立された団体のメンバーが、それぞれの実践や自らの考えを毎週発信していきます。現在は、全国47都道府県の議員にご登場いただき、地域の特色や問題点などを語っていただく「リレーコラム47~地方議員は今~」を連載しています。第35回は、東京都国分寺市議会議員の及川妙子氏による「国分寺の町が少しでもよくなるように鋭意努力しています」をお届けします。

◇        ◇        ◇

市の紹介

 国分寺市は東京都のほぼ中央に位置していて面積は11.48平方キロメートル、人口約12万人の町です。名前の由来は741年に聖武天皇が日本中の平安を維持するために全国に建立させた「国分寺」で、武蔵国分寺跡は全国的にも規模が大きく歴史的にも重要です。武蔵野台地の南端に国分寺崖線(ハケ)があり、湧水が野川に注いでいる急な坂の多い町です。

 また、新幹線の研究開発や宇宙開発発祥の地としても有名です。1955(昭和30)年にペンシルロケットの水平発射実験が行われ、これが日本の宇宙開発の始まりと言われています。

議会の概要

 市議会の定数は24人で、自民系が6人、公明4人、共産3人、生活者ネット3人、みんなの党2人、民主1人、無所属が5人です。私は無所属の3人(そのうちの1人は元民主)と会派「政策市民会議国分寺」を組んでいます。

 前回の選挙で8人の新人が当選し、10期1人、5期3人、4期1人以外は3期以下で、平均年齢も40歳(多分?)と大変若い議会です。女性は7人で、多摩では平均位です。

 自治基本条例の中に議会の項目もあり、特に情報公開は進んでいる方だと思います。市の最高意思決定機関である庁議記録も公開されています。また、議員提案された政治倫理条例があり、市長や議員の資産報告も年に一度、かなり詳細に行われています。3月議会では、市長の市政方針に対する各会派の代表質問の日が、慣例で日曜議会となっています。

今、議会で取り組んでいること

 ここ数年、議会改革に取り組んでいるところが多いようですが、国分寺でも昨年議員全員で勉強会を開催しました。近隣市で始まった議会報告会はまだ開催していませんが、かなり開かれた議会であると自負しています。会議は公開が原則で、代表者会議などもすべて公開です。行政側の資料も、メモでさえも公開されています。予算特別委員会は議長を除く全議員で7日間(今年は10日間)、決算も議長と監査を除く全議員で3日間行われます。ちなみに、決算は3年連続不認定です。

 若手議員を中心にペーパーレス化を目指す動きがありますが、まだまだ実現には時間がかかりそうです。

議員として実現したいこと

国分寺市議会議員 及川妙子氏

国分寺市議会議員 及川妙子氏

 議員になって4年です。ようやく議会や行政の仕組みや流れが分かりつつあるところでしょうか。また、議員の限界も実感しています。

 特に私は与党会派ではありませんので、一生懸命質問や指摘をしていますが、実現されることは残念ながら少ないのが現実です。ただ、言い続けていれば、こちらが明らかに正しければ実現することはあります。また、1人ではなく複数の議員が指摘すると実現することもあるので、議員同士党派を超えて、協力するときには協力することが必要だと痛感しています。

 PTA活動をやってきたので、どうしても子どもや教育関係の施策が中心になりますが、これからは高齢者施策にも力を入れていきたいと考えています。また、国分寺市役所には現在管理職に女性が2人しかおらず、今年中にそのうちの1人が定年退職することになっていますので、この点も何とかしたいと思っています。

地方議会について

 地方議会不要論もありますが、私はもちろんそうは思いません。自治体によって問題はさまざまです。特色ある町をつくりたいとどこの自治体も考えていますが、現実は国なり東京都なりから下りてくる施策も多く、横並びになりがちです。その半面、医療費補助や予防接種補助など自治体間で差が出るのもいかがなものかと思っています。東京都でも、23区と多摩26市ではいろいろな面で違いが多く、23区が全国的にみれば特殊なのでしょうが、疑問を感じることも多いです。

地方議員の役割

 市民の代表として議員をやっているわけですが、市民といっても千差万別、いろいろな人がいます。すべての市民の代表が適正に議員になっているかというと、残念ながらそうではありません。市民の男女比は半々なので、それでは議員は男女半々かというともちろん違います。「いかに少数者の困っている人たちの意見を代弁できるか」は、全体との兼ね合いで難しいところです。

 議員を長くやっていると、ともすると自分が特権者のような感覚に陥りますが、私はバッチもほとんどつけませんし、また、「先生」と呼ばれないように特に気をつけています。普通の市民の感覚を忘れないように常に自分に言い聞かせています。

 ただ、最近疑問に思うのは、市民の方の問い合わせや陳情で私が間に入ってうまくいった場合、うれしい半面、「本来は市民の方が直接関わってもうまくいくべきなのではないか」ということです。

著者プロフィール
及川妙子(おいかわ たえこ):国分寺市議会議員。1958年8月19日生、国分寺四小、女子学院中・高、東京女子大学卒業、民社党本部・新進党本部勤務を経て、1998年退職。3人の子どもを育てながらPTA活動を経て2009年市議会議員に当選、現在2期目。
HP:及川妙子のホームページ
メール:wtoikawa_at_muse.ocn.ne.jp(迷惑メール対策のため、「@」を「_at_」と表示しております。送信の際には「@」に変更してください)
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